· 

「平成25年3月定例会議事録」

【数田俊樹】 

 清風クラブの数田俊樹です。東日本大震災被災地の一日も早い復興を心から願っております。それでは発言通告に従いまして、順次質問に入らせていただきます。

 1、本市の少子化対策。

 少子化対策は日本の急務の課題であり、本市にとっても重要課題であることは、多くの皆さんが認識していることと思います。しかしながら現状として、効果は数値としてあらわれず、何が問題なのか、どう解決できるのか、解決策を模索しているのが現状であると思います。重要課題にもかかわらず、具体的な対策が先延ばしになっているようにも感じております。まちをつくるのは人であり、国をつくるのも人であります。基礎自治体の本市としても、取り組んでいかなければならない重要課題でありますから、少子化対策について順次伺ってまいります。まず初めに、本市にとっての少子化についての考えをお伺いいたします。

 2、魅力ある国道134号沿いにする為に。

 多くの市民の皆様が、本市を取り巻くインフラ整備の進捗に対し、期待を抱いております。平成26年度、圏央道は国道134号線とつながり、国道134号線は4車線化され、新たなる地域活性が期待されている状況にあります。こうしたチャンスをどう本市の活性に生かしていくかは、平成25年度のさらなる積極的な取り組みが重要であり、決してチャンスを失うようではいけません。同僚の議員が議会で取り上げ議論をしているのも、重要課題であるからであります。そこで、拡幅工事及び国道沿い施設整備について伺ってまいります。

 (1)拡幅工事。

 まず初めに、国道134号4車線化の最新の進捗状況をお伺いいたします。

 (2)国道沿い施設整備。

 本市の地域活性において重要な観光拠点になることは言うまでもありません。しかしながら、まだまだ具体的な計画が見えづらく、私のもとにも市民の皆様から多くの問い合わせを受けている状況であり、市民の皆様の関心の高さがうかがえます。これは期待とともに反面、不安があるからだと私は認識しております。具体的な計画が見えづらいからこその不安であります。そこでお伺いいたしますが、湘南海岸公園の再整備は、具体的にどういう施設等を検討されているのか、また、駐車場の規模の拡大は何台程度の拡大で、拡大を検討している場所は具体的にどこか、お伺いをいたします。

 次に、龍城ヶ丘プール敷地整備についてお伺いいたします。昨年12月定例会では、「龍城ヶ丘プールとその周辺部分につきましては、既存施設の活用等環境に配慮しつつ、イベント開催もできる多目的な広場や情報を発信できるスペース及び便益施設の整備などを検討しています」と答弁がございました。情報を発信できるスペースとはどういったものか、また、便益施設とは具体的にどういった施設をお考えなのか、お伺いいたします。

 次に、元花水レストハウス跡地について伺います。県の国際観光施設でありました花水レストハウスは昨年閉鎖し、現在、駐車場も含め立ち入り禁止となっておりますが、今後の活用をどのようにお考えか、お伺いいたします。

 3、本市が発行する情報紙。

 本市で発行する情報紙は、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」、また「あなたと博物館」、「まめ」などがございます。それぞれの紙面には現場情報が満載であり、多くの魅力的な情報を掲載し、読み手のことを考えた工夫を凝らしており、私も日常楽しく読ませていただいております。しかしながら、市民の皆様の認知度が低いものもあり、配布方法に課題があるのではないかと考えております。

 そこでお伺いしますが、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」の発行部数と配布方法、そして平成25年度予算額、平成24年度の執行見込み額をお伺いいたします。また、今後の配布方法が変わるのであれば、その配布方法もお伺いいたします。

 以上で1回目の質問を終えます。

【保正治健康・こども部長 】 

5番数田俊樹議員の御質問にお答えいたします。

 まず、1、本市の少子化対策として、本市の少子化についての考えについてであります。少子化とは一般に、出生率が持続的に低下して、子どもの数が少なくなっていくことであり、日本では1人の女性が一生に産む子どもの平均数である合計特殊出生率がおおむね2.07を下回ると、少子化が進んでしまうものとされております。

 この合計特殊出生率で見ますと、確定しています平成22年の数値では、全国が1.39、県が1.31、本市が1.28となっております。この年は市は県の平均を下回りましたが、年によって違いはあるものの、神奈川県は全国平均を下回り、本市は神奈川県平均を上回ることが多くなっております。

 なお、本市の改訂基本計画を策定する際の将来人口推計では、平成23年に3万5456人であったゼロ歳から14歳までの年少人口は、平成28年には3万5289人に減少するとしており、これまで以上に少子化が進むものと考えております。このような少子化は、将来の人口の減少に直結し、社会に対する大きなマイナス影響を与える、看過できない深刻な問題であると考えております。

 国においては、合計特殊出生率が1.57と戦後最低となり、少子化が社会問題となった平成2年の1.57ショック以降、仕事と子育ての両立支援など、子どもを産み育てやすい環境づくりに向けての対策の推進や検討が行われております。

 現在は、平成22年1月29日に閣議決定された子ども・子育てビジョンに基づき、平成26年度までの各対策の目標数値を定めて事業を推進しており、このビジョンの期間終了後の平成27年度以降の事業については、昨年8月に公布された子ども・子育て関連3法に基づく、各種の事業を検討しているところであります。

 平塚市においては、平成17年3月に次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画として、平成17年度から21年度を計画期間とする平塚市次世代育成支援行動計画を策定し、「いのちを大切にする心」をキーワードに、次世代育成支援のための具体的な取り組みを定めました。その後、平成21年度には、平成22年度から26年度を計画期間とする平塚市次世代育成支援行動計画の後期計画を策定し、この計画に基づいて取り組みを進めているところでございます。

 平成27年以降の計画につきましては、子ども・子育て関連3法に基づいて国から示される指針や、平成25年度に実施する予定のニーズ調査の結果を踏まえながら、策定する予定でございます。

 以上でございます。

【池谷弘一まちづくり事業部長】 

 続きまして、2、魅力ある国道134号沿いにする為について、大きく2点の御質問をいただきました。

 まず、(1)拡幅工事について、国道134号の4車線化の進捗状況についてですが、神奈川県では平成21年度より、高浜台交差点から西湘バイパスまでの約3.2キロメートルの区間において、4車線化の事業に着手しております。昨年の10月に、平塚駅南口入口交差点までの0.9キロメートルの区間について、4車線での供用を開始しました。それより西側については、花水川橋交差点の手前までの区間で道路工事を進めるとともに、既存の花水川橋の海側に、新たな橋りょうを整備しております。県としては、花水川橋から西湘バイパスまでの取りつけ工事を平成25年度に発注し、4車線化工事の完了は平成26年度中と伺っております。

 次に、(2)国道沿い施設整備について、5点の御質問をいただきました。

 まず、1点目の湘南海岸公園の再整備は、具体的にどういう施設等を検討しているのかについてですが、湘南海岸公園の施設では、公園駐車場の増設、遊戯施設、売店、駐輪場の整備などを検討しております。

 次に、2点目の駐車場の規模の拡大は何台程度で、拡大を検討している場所は具体的にどこかについてですが、湘南海岸公園ゾーンの駐車場は、夏季に開設している臨時駐車場の台数や、湘南ひらつかビーチパーク利用者を含めた利便性の向上なども考慮する必要があると考えております。駐車場の想定台数につきましては、今後実施予定の駐車場需要調査の結果を踏まえて検討いたします。また、場所につきましては、台数及び規模によって具体的に決定いたします。

 次に、3点目の龍城ヶ丘プール敷地整備につきまして、情報を発信できるスペースとは一体どういったものなのかについてですが、都市公園法によって建設可能な建築物の面積が限られる中で、敷地に整備する建築物の一角を利用し、市内各施設の情報を初め、平塚の特産品や観光などの情報発信スペースを設けることを想定しております。

 次に、4点目の便益施設とは具体的にどういった施設なのかについてですが、都市公園法で定義する便益施設で整備可能と考えられるものは、売店、トイレ、水飲み場、手洗い場などがあります。

 最後に、元花水レストランハウスの跡地について、今後の活用をどのように考えているのか伺うについてですが、関係各部で検討した結果、道路拡幅により面積が縮小し、サービス施設等の設置が適さないことなどから、本市では活用しないとの結論に至り、土地の管理者である県へ既に回答しております。

 以上でございます。

【安達信行企画部長】 

 続きまして、3、本市が発行する情報紙から、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」の発行部数、配布方法、平成25年度予算額及び平成24年度執行見込み額と配布方法についての御質問をいただきました。

 初めに、「広報ひらつか」についてでありますが、発行部数は約11万3000部、配布方法は市内全戸にポスティングするとともに、平塚駅構内を初め、市内の各公共施設などに配架しております。年間経費につきましては、毎月2回、年間24号を発行するという設定で、平成25年度の予算額は、印刷製本費と配布委託料の合計額4472万3000円を計上しております。また、平成24年度の執行見込み額は、3202万3000円と見込んでおります。なお、配布方法は平成22年4月に、それまでの新聞折り込みからポスティングに変更いたしましたので、現在のところ変更する予定はございません。

 次に、文化情報誌「たわわ」についてでありますが、文化情報誌として年4回、5月、8月、11月、2月に季刊として、それぞれ4800部発行しております。配布方法につきましては、本庁舎、各公民館を初め、市内公共施設や小・中学校のほか、教育機関や市内金融機関、駅ビル、平塚駅構内に配架をお願いしております。また、文化団体などにも郵送をしております。年間経費につきましては、平成25年度予算額と平成24年度の執行見込み額は、ともに作成委託料と送料の合計で約90万円を見込んでおります。配布方法の変更につきましては、現在のところ予定しておりませんが、今後、配架先として商店街などにもお願いしたいと考えております。

 最後に、本年1月に市民病院で創刊しました「SMILE!」についてでありますが、発行は年4回、4月、7月、10月、1月の季刊としております。創刊号では約11万部を印刷し、ポスティングにより市内全戸に配布をいたしました。また、市民病院内での配布はもとより、地域の医療機関や公民館、図書館にも配架をいたしました。年間経費についてですが、平成25年度予算額は、年4回の発行で、作成委託料と送料の合計約117万円を予定しております。また、平成24年度執行見込み額は、2回の発行で169万2000円を見込んでおります。配布方法の変更につきましては、今後ポスティングによる全戸配布はいたしませんが、1000部を印刷し、地域の医療機関などに引き続き置いていただくほか、創刊号をごらんになり、定期購読を希望される

【数田俊樹】 

では、2回目の質問に入らせていただきます。順序は1、2、3の順番で質問させていただきます。

 ただいま、健康・こども部長の答弁を聞いておりまして、本市としても重要課題であると、同じ認識を持っていただけているのだなと感じました。私は将来の平塚市を考えたときに、人口政策をより進めていくべきではないかと考えています。特に少子化対策には力を入れていくべきだと考えております。子育て世代の方々が、また結婚前の方々がこのまちで子を産みたい、このまちで子育てをしていきたい、こう思っていただけるまちにしていきたいと思っております。

 そこで伺いますが、先ほど次世代育成支援計画後期編の話もありましたが、少子化対策に対してどのような取り組みが今までされてきたのか、また、今後平成25年度以降するのか、まずお伺いします。

【神保正治健康・こども部長】 

本市の次世代の計画の中で、今までどのようなことをやってきたのか、それから、この計画の後期の後の取り組みについて御質問いただきました。全般的に待機児童ゼロということを目的に、認可保育園の定数をふやしてきたと。それからつどいの広場も3カ所つくってきて、今後も1つふやす予定でございます。それからファミリーサポートの関係の支援会員をふやす方策ですとか、これは大きな施策とは言いませんけれども、そのような子育て支援にかかわるような施策を順次展開してまいりました。

 それから今後、この計画の後ですけれども、次世代計画の法自体はまだ残っておりますので、このままでいくと、またさらに次の計画を立てるようになりますけれども、ここで子育てに関連する3法ができました。そちらでもその法の中での計画を定めるようになっておりますので、この後、この次世代の法律が多分変わるんではないか、そのような認識でおります。ですから、今後につきましては先ほど答弁したとおり、これからの支援は関連3法の計画の中で具体的に定めていく、そのような内容でございます。

 以上です。

【数田俊樹】 

 先ほど1回目の答弁の際に、各少子化と合計特殊出生率の数字というのをおっしゃっていただいたんですが、僕のデータで、平成23年4月作成の平塚市の統計概要で、平成21年データなんですが、平塚市は1.29、全国平均1.39を下回っている中で、過去10年をさかのぼってみても下回っている現状があるんです。少子化対策についての思いも聞かせていただきました。ただ、数字としてずっと下回っている、この現状に対してどのような認識をされておりますか。

【神保正治健康・こども部長】  

平塚市の合計特殊出生率がずっと10年間、全国に比べて下回っている。施策の効果が出ていないんではないかという意味合いの御質問かと思いますけれども、さまざまな少子化対策と呼ばれるようなものをやっているんですけれども、国も含めて、何が出生率の上昇に結びつくかというのがなかなかはっきりしていないところであります。ですから、いろいろな施策の総合的な効果を狙っているところですけれども、そのように、何を特に力を入れてやると平塚市の出生率が上がるかというのは具体的に見えない中で、総合的ないろいろな施策を合わせた中で、その効果を待っている、そのような状況でございます。

【数田俊樹】 

今、部長がおっしゃったとおり、これは日本全体の課題であるんです。本市としても解決策を模索しているという現状があると思います。全国の自治体ではそういった中、多くのチャレンジ、いろいろな事業を打たれています。そういった全国の事例を見ていく中で、平塚市としてはちょっと力が入っていないんではないかなと、僕は感じているわけなんです。全国の事例を部長も御存じだと思いますので、今後、本市としてどのような課題があるのか、お聞かせください。

【保正治健康・こども部長】 

 少子化対策として、全国の自治体、県内の自治体がどんなことをやっているかというのは、もちろん興味といいますか、調べているところでございます。不妊症の対策ですとかいろいろ、財政のことを言うとお金もかかるところもあるんですけれども、できる範囲からやりたいというところもあるんです。

 あとは、財政的なことがあってどんどんやることはできないんだけれども、その中で他の施策と調整しながら、できる範囲でやっていくということがあるんですけれども、都市間競争みたいになるのはできるだけ避けたい。都市間競争になるぐらいの施策をどんどん打てれば一番いいんですけれども、例えば小児医療の話もあります。これは県内の自治体の中でも行き過ぎないよう、おくれないような形で平塚市は行っておりますけれども、そういった観点も1つ重要ではないのかなと、そんなスタンスで、今進んでいるところでございます。

 【数田俊樹】  

私としては、都市間競争のような形で競争し合うことが大事なんではないかなと思うんです。競争し合うからこそ、競い合って、そこの世代への充実というのが、日本全体で起こっていくのかなと感じております。本市の政策に関して言えば、今まで子育て支援という視点ではかなり多く議論もされ、事業を打たれてきているなとは思っているんですが、過去の議会答弁を聞いていましても、少子化対策という話になると、待機児童の問題だとか、小児医療の助成の問題だとか、子育て、教育、医療に話が行ってしまうわけなんですよね。次世代育成支援計画の後期編を見ても、子育て支援という視点でしかないのかなと僕は思っているんです。

 そこで大事なのは、全国の事例を見ても、結婚前と結婚後の子育て支援と婚活支援というものも全国でやっていますけれども、そういった政策も打つべきではないかと考えているんですが、どなたかちょっとこちら、御見解いただければと思います。

【神保正治健康・こども部長】 

 子育て支援というと、やっぱり子育ての関係がメーンに出てきてしまうわけですけれども、そういった婚活の活動ですとか、国のいろいろな施策の総和によって、少子化対策の効果を狙っているというところでございますので、本市にあっても、本市の次世代育成支援の計画の中でも、いろいろな課と連携をした施策のものがあるんですけれども、目立たないといいますか、ほかのいろいろな施策の部分も、調和がとれてといいますか、効果が出るような形で庁内の連携をよくとって、今後も進めていきたいと思います。

 以上でございます。

【数田俊樹】

 私の要望としましては、今数字が出てこない現状というのがあるから、ちょっと視点も変えた上で、次の平成26年度までの5カ年計画で進められている次世代育成支援行動計画、こちらのところにやっぱり少子化対策という背景があって、目的として、少子化対策を改善するためにこの計画というのが国から落ちてきているものなので、本市独自の視点、全国ではもうそういう視点は出てきているので、まず結婚の支援というのも視点に入れて、やっていっていただきたいと思っています。

 市民の皆様だとか民間団体では、平塚市の七夕まつりで七夕ウエディングというものが開催されたり、JAさんでも婚活というところも、商工会議所青年部さんでもそういった視点でやっているわけなんです。そういったところにも市が極力、お金、予算をかけろではなくて、PRのサポートをするだとか、やっていただきたいと思います。平塚市としても経済部で、丹沢の事業というのをやっていると思うんです。ここも僕は力を入れてやっていくべきだと思うんです。これは本当に観光という視点だけではなくて、少子化対策という視点で、かなり効果的であるんではないかなと思うので、極力充実させていくような形をやっていっていただきたいなと思っております。御見解があればよろしくお願いします。

【黒部敏夫経済部長】 

観光の側面と婚活をセットにしたわけでありますけれども、今ほかのまちではやっているというか、行われているのが、婚活で集まった集団の人たちに食事券を配って、そのまちのどこのレストランで食べてもいい、2人で食べることができる。今、湘南の場合は、大勢集まってみんなでマッチングをいろいろやりましょうということで、カップルをつくろうとしたんですけれども、そういう施策もあっていいのかなということで、できればそういうことも導入していきたいし、また、先ほど言われたウエディングなども、1回目ですけれども、2回目、3回目が、本当に結婚することがすばらしいんだよということを皆さんにわかってもらえるような方向に、もっともっと仕掛けていくことも大切だと思っています。

 以上です。

【数田俊樹】 

 それでは次に行きます。魅力ある国道134号沿いにするためにです。先日、2月15日、政府は地域活性化総合特区に新たに、さがみロボット産業特区を指定しました。その記事発表の後、神奈川県知事はこの事実に対し、「さがみ縦貫道路が再来年度、全線開通するのを機に、この沿線地域等を対象として、何とか特区認定を受けたいと必死で頑張ってきました。今後この市場は、2015年、6000億円の市場で、20年後には7兆円の市場になると予測しております。全力で神奈川県の地域活性のために取り組んでいきたい」、このような熱い思いのコメントを出しております。

 今後、国道134号が4車線化されて、圏央道につながっていく中で、本市としても決して出おくれてはならないなと思っております。まずそこで、この県知事の例をちょっと出してしまったんですけれども、市長の意気込み、こちらの4車線化に対する思いをぜひ聞かせてください。

【落合克宏市長】 

 数田議員の御質問にお答えいたします。国道134号をどう活用するかということで、常々申し上げてまいりましたけれども、圏央道がつながり、新湘南バイパスから国道134号線につながり、それが4車線化をするということで、今までは防砂林等、海岸線もそう長くないんですけれども、ただ通過するだけのまちになってしまっていた。ただ、これから内陸を含めて、関東近郊からたくさんの人が来ていただけるのではないか、これを何とか利用するというか、平塚市に吸い寄せることが必要ではないか、そのためにはやはり、この海岸線沿いを、施設等も含めて魅力を高めるための施策を打たなければいけない、そう思っております。

 プラス、ここで今議員に御指摘をいただきましたように、さがみロボット産業特区の指定がありました。これがこの国道134号線の拡幅とリンクして、どういう形になるかわかりません、ただここに企業等ということではなくて、ここ全体をいわゆる活性化して人を集めようという考えだと思います。もう1つは、ロボット特区ですから、研究も含めてこの地にいろいろな産業の根を張ってもらうような施策も必要だと思います。

 ですからそういうものをいろいろかみ合わせながら、この国道134号線、海岸線沿いの魅力アップを図りたい、そう考えております。

【数田俊樹】 

 国道134号沿いの計画というのは、都市マスタープランでは、ひらつかなぎさステージとして位置づけられていると思うんですが、こちらのイメージ図というところで、たしか35ページにあったと思うんですけれども、先ほど僕が挙げさせていただいた湘南海岸公園、龍城ヶ丘の近辺、花水レストハウス、また新港のところも入っているんですけれども、海岸沿いに4拠点のレクリエーション施設として記載があるんです。僕は花水レストハウス、こちらの土地も、ぜひ計画どおり積極的に活用していくべきではないかなと思っているんですけれども、ごめんなさい、第1問目でちょっと答弁があったのかもしれないんですが、もう1度確認のために、どのように県から話がおりてきているのか、お伺いします。

【安達信行企画部長】  

花水レストハウスの関係でございますけれども、あそこは国の土地でございますけれども、県で管理しているところで、レストハウスの廃止に伴って市の活用ということで御質問をいただきました。先ほど御答弁させていただきましたように、経済部ですとか、まちづくり事業部等、関係する部署と協議いたしまして、そのときも道の駅等の話も出たんですけれども、結論的には活用をしないということで、県に回答を出しておりまして、それに基づきまして県では現在、そこの市の活用について検討しているという状況でございます。

 以上でございます。

【数田俊樹】 

今、国道134号線4車線化の工事が入っておりまして、花水レストハウスのところの敷地面積というのは、かなり縮小されてしまったのかなと思っているので、今、企画部長が答えた道の駅というところでは、やっぱり施設としては小さいところでありますし、今まで国際観光施設で、また横に駐車場として利用している方々がかなりいたわけなんです。サーフィンをやられている方とか、スポーツのたこを揚げる方とか、カイトサーフィンだとか、散歩に来る方もいらっしゃいました。土日になりますと、まちの方々もかなりいらっしゃったので、あそこを有料駐車場という形で、規模は小さくても採算が合うような駐車場になるんではないかなとも考えているんですが、その辺の御見解をいただければと思います。

 以上でございます。

【安達信行企画部長】

  レストハウスの件につきましては、再三お答えしましたように、もう既に県に回答をしておりますので、今議員から御提案いただいた内容につきましては、ほかの条件の中で、対応できるところは対応していくような形になろうかと思います。

 以上でございます。

【数田俊樹】

 では、花水レストハウスにこだわらず、国道134号線のほかの施設のところも含めて、こちらも1つ要望なんですけれども、以前から市民の皆様からの要望も高いバーベキュー場というのも、この施設整備で、海岸沿いというところで、ぜひやっていただきたいなと僕自身も思っているんですけれども、どこかそういった検討というのはしていただけないのかなと思っております。御見解をお願いします。

【池谷弘一まちづくり事業部長】

  海岸線沿いのバーベキュー施設をその地域につくったらどうかというお尋ねでございます。今現在、私どもで湘南海岸公園の再整備計画をつくっております。龍城ヶ丘プールの跡地、あるいは湘南海岸公園、そういうところににぎわいを創出するために、多目的な広場といった部分を今検討している最中ですから、そういったバーベキューのものができるのかどうか、その辺も十分検討させていただきたいと思っています。

 以上でございます。

【数田俊樹】

では、次に参ります。本市が発行する情報紙、それぞれの先ほど挙げました3つの紙面の発行する目的というのを、まず最初に確認させてください。

【安達信行企画部長】  

「広報ひらつか」につきましては、既に御案内のとおり、本市に関する施策について全面的な関係で、月2回、トピックス、また3大事業初め、市民の方にお知らせするものを中心に、広報でお知らせをしている状況でございます。「SMILE!」と「たわわ」につきましては各部長から。

【関本耕司市民部長】

  私からは、文化情報誌「たわわ」の目的につきまして。こちらは平塚市の文化情報を市民の方に御案内するということで発行しております。平成4年に発刊して、この2月で85号を数えます。平塚市にゆかりの文化人や地域の文化情報を掲載しております。また、市内で行われる展示、音楽、舞台、演劇、映画等の催し物を、ジャンルごとに取りまとめた情報を挟み込んで、市民の方にお知らせしております。

 以上です。

【大野 守副病院長兼事務局長】

  市民病院の「SMILE!」につきましては、市民病院に親しみを持っていただくということで、市民病院での取り組みや地域医療など、医療に特化した情報を、患者さん、医療関係者の皆様に提供するという目的でございます。以上でございます。

【数田俊樹】 

 清風クラブの数田俊樹です。東日本大震災被災地の一日も早い復興を心から願っております。それでは発言通告に従いまして、順次質問に入らせていただきます。

 1、本市の少子化対策。

 少子化対策は日本の急務の課題であり、本市にとっても重要課題であることは、多くの皆さんが認識していることと思います。しかしながら現状として、効果は数値としてあらわれず、何が問題なのか、どう解決できるのか、解決策を模索しているのが現状であると思います。重要課題にもかかわらず、具体的な対策が先延ばしになっているようにも感じております。まちをつくるのは人であり、国をつくるのも人であります。基礎自治体の本市としても、取り組んでいかなければならない重要課題でありますから、少子化対策について順次伺ってまいります。まず初めに、本市にとっての少子化についての考えをお伺いいたします。

 2、魅力ある国道134号沿いにする為に。

 多くの市民の皆様が、本市を取り巻くインフラ整備の進捗に対し、期待を抱いております。平成26年度、圏央道は国道134号線とつながり、国道134号線は4車線化され、新たなる地域活性が期待されている状況にあります。こうしたチャンスをどう本市の活性に生かしていくかは、平成25年度のさらなる積極的な取り組みが重要であり、決してチャンスを失うようではいけません。同僚の議員が議会で取り上げ議論をしているのも、重要課題であるからであります。そこで、拡幅工事及び国道沿い施設整備について伺ってまいります。

 (1)拡幅工事。

 まず初めに、国道134号4車線化の最新の進捗状況をお伺いいたします。

 (2)国道沿い施設整備。

 本市の地域活性において重要な観光拠点になることは言うまでもありません。しかしながら、まだまだ具体的な計画が見えづらく、私のもとにも市民の皆様から多くの問い合わせを受けている状況であり、市民の皆様の関心の高さがうかがえます。これは期待とともに反面、不安があるからだと私は認識しております。具体的な計画が見えづらいからこその不安であります。そこでお伺いいたしますが、湘南海岸公園の再整備は、具体的にどういう施設等を検討されているのか、また、駐車場の規模の拡大は何台程度の拡大で、拡大を検討している場所は具体的にどこか、お伺いをいたします。

 次に、龍城ヶ丘プール敷地整備についてお伺いいたします。昨年12月定例会では、「龍城ヶ丘プールとその周辺部分につきましては、既存施設の活用等環境に配慮しつつ、イベント開催もできる多目的な広場や情報を発信できるスペース及び便益施設の整備などを検討しています」と答弁がございました。情報を発信できるスペースとはどういったものか、また、便益施設とは具体的にどういった施設をお考えなのか、お伺いいたします。

 次に、元花水レストハウス跡地について伺います。県の国際観光施設でありました花水レストハウスは昨年閉鎖し、現在、駐車場も含め立ち入り禁止となっておりますが、今後の活用をどのようにお考えか、お伺いいたします。

 3、本市が発行する情報紙。

 本市で発行する情報紙は、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」、また「あなたと博物館」、「まめ」などがございます。それぞれの紙面には現場情報が満載であり、多くの魅力的な情報を掲載し、読み手のことを考えた工夫を凝らしており、私も日常楽しく読ませていただいております。しかしながら、市民の皆様の認知度が低いものもあり、配布方法に課題があるのではないかと考えております。

 そこでお伺いしますが、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」の発行部数と配布方法、そして平成25年度予算額、平成24年度の執行見込み額をお伺いいたします。また、今後の配布方法が変わるのであれば、その配布方法もお伺いいたします。

 以上で1回目の質問を終えます。

【保正治健康・こども部長 】 

5番数田俊樹議員の御質問にお答えいたします。

 まず、1、本市の少子化対策として、本市の少子化についての考えについてであります。少子化とは一般に、出生率が持続的に低下して、子どもの数が少なくなっていくことであり、日本では1人の女性が一生に産む子どもの平均数である合計特殊出生率がおおむね2.07を下回ると、少子化が進んでしまうものとされております。

 この合計特殊出生率で見ますと、確定しています平成22年の数値では、全国が1.39、県が1.31、本市が1.28となっております。この年は市は県の平均を下回りましたが、年によって違いはあるものの、神奈川県は全国平均を下回り、本市は神奈川県平均を上回ることが多くなっております。

 なお、本市の改訂基本計画を策定する際の将来人口推計では、平成23年に3万5456人であったゼロ歳から14歳までの年少人口は、平成28年には3万5289人に減少するとしており、これまで以上に少子化が進むものと考えております。このような少子化は、将来の人口の減少に直結し、社会に対する大きなマイナス影響を与える、看過できない深刻な問題であると考えております。

 国においては、合計特殊出生率が1.57と戦後最低となり、少子化が社会問題となった平成2年の1.57ショック以降、仕事と子育ての両立支援など、子どもを産み育てやすい環境づくりに向けての対策の推進や検討が行われております。

 現在は、平成22年1月29日に閣議決定された子ども・子育てビジョンに基づき、平成26年度までの各対策の目標数値を定めて事業を推進しており、このビジョンの期間終了後の平成27年度以降の事業については、昨年8月に公布された子ども・子育て関連3法に基づく、各種の事業を検討しているところであります。

 平塚市においては、平成17年3月に次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画として、平成17年度から21年度を計画期間とする平塚市次世代育成支援行動計画を策定し、「いのちを大切にする心」をキーワードに、次世代育成支援のための具体的な取り組みを定めました。その後、平成21年度には、平成22年度から26年度を計画期間とする平塚市次世代育成支援行動計画の後期計画を策定し、この計画に基づいて取り組みを進めているところでございます。

 平成27年以降の計画につきましては、子ども・子育て関連3法に基づいて国から示される指針や、平成25年度に実施する予定のニーズ調査の結果を踏まえながら、策定する予定でございます。

 以上でございます。

【池谷弘一まちづくり事業部長】 

 続きまして、2、魅力ある国道134号沿いにする為について、大きく2点の御質問をいただきました。

 まず、(1)拡幅工事について、国道134号の4車線化の進捗状況についてですが、神奈川県では平成21年度より、高浜台交差点から西湘バイパスまでの約3.2キロメートルの区間において、4車線化の事業に着手しております。昨年の10月に、平塚駅南口入口交差点までの0.9キロメートルの区間について、4車線での供用を開始しました。それより西側については、花水川橋交差点の手前までの区間で道路工事を進めるとともに、既存の花水川橋の海側に、新たな橋りょうを整備しております。県としては、花水川橋から西湘バイパスまでの取りつけ工事を平成25年度に発注し、4車線化工事の完了は平成26年度中と伺っております。

 次に、(2)国道沿い施設整備について、5点の御質問をいただきました。

 まず、1点目の湘南海岸公園の再整備は、具体的にどういう施設等を検討しているのかについてですが、湘南海岸公園の施設では、公園駐車場の増設、遊戯施設、売店、駐輪場の整備などを検討しております。

 次に、2点目の駐車場の規模の拡大は何台程度で、拡大を検討している場所は具体的にどこかについてですが、湘南海岸公園ゾーンの駐車場は、夏季に開設している臨時駐車場の台数や、湘南ひらつかビーチパーク利用者を含めた利便性の向上なども考慮する必要があると考えております。駐車場の想定台数につきましては、今後実施予定の駐車場需要調査の結果を踏まえて検討いたします。また、場所につきましては、台数及び規模によって具体的に決定いたします。

 次に、3点目の龍城ヶ丘プール敷地整備につきまして、情報を発信できるスペースとは一体どういったものなのかについてですが、都市公園法によって建設可能な建築物の面積が限られる中で、敷地に整備する建築物の一角を利用し、市内各施設の情報を初め、平塚の特産品や観光などの情報発信スペースを設けることを想定しております。

 次に、4点目の便益施設とは具体的にどういった施設なのかについてですが、都市公園法で定義する便益施設で整備可能と考えられるものは、売店、トイレ、水飲み場、手洗い場などがあります。

 最後に、元花水レストランハウスの跡地について、今後の活用をどのように考えているのか伺うについてですが、関係各部で検討した結果、道路拡幅により面積が縮小し、サービス施設等の設置が適さないことなどから、本市では活用しないとの結論に至り、土地の管理者である県へ既に回答しております。

 以上でございます。

【安達信行企画部長】 

 続きまして、3、本市が発行する情報紙から、「広報ひらつか」、「たわわ」、「SMILE!」の発行部数、配布方法、平成25年度予算額及び平成24年度執行見込み額と配布方法についての御質問をいただきました。

 初めに、「広報ひらつか」についてでありますが、発行部数は約11万3000部、配布方法は市内全戸にポスティングするとともに、平塚駅構内を初め、市内の各公共施設などに配架しております。年間経費につきましては、毎月2回、年間24号を発行するという設定で、平成25年度の予算額は、印刷製本費と配布委託料の合計額4472万3000円を計上しております。また、平成24年度の執行見込み額は、3202万3000円と見込んでおります。なお、配布方法は平成22年4月に、それまでの新聞折り込みからポスティングに変更いたしましたので、現在のところ変更する予定はございません。

 次に、文化情報誌「たわわ」についてでありますが、文化情報誌として年4回、5月、8月、11月、2月に季刊として、それぞれ4800部発行しております。配布方法につきましては、本庁舎、各公民館を初め、市内公共施設や小・中学校のほか、教育機関や市内金融機関、駅ビル、平塚駅構内に配架をお願いしております。また、文化団体などにも郵送をしております。年間経費につきましては、平成25年度予算額と平成24年度の執行見込み額は、ともに作成委託料と送料の合計で約90万円を見込んでおります。配布方法の変更につきましては、現在のところ予定しておりませんが、今後、配架先として商店街などにもお願いしたいと考えております。

 最後に、本年1月に市民病院で創刊しました「SMILE!」についてでありますが、発行は年4回、4月、7月、10月、1月の季刊としております。創刊号では約11万部を印刷し、ポスティングにより市内全戸に配布をいたしました。また、市民病院内での配布はもとより、地域の医療機関や公民館、図書館にも配架をいたしました。年間経費についてですが、平成25年度予算額は、年4回の発行で、作成委託料と送料の合計約117万円を予定しております。また、平成24年度執行見込み額は、2回の発行で169万2000円を見込んでおります。配布方法の変更につきましては、今後ポスティングによる全戸配布はいたしませんが、1000部を印刷し、地域の医療機関などに引き続き置いていただくほか、創刊号をごらんになり、定期購読を希望される

【数田俊樹】 

では、2回目の質問に入らせていただきます。順序は1、2、3の順番で質問させていただきます。

 ただいま、健康・こども部長の答弁を聞いておりまして、本市としても重要課題であると、同じ認識を持っていただけているのだなと感じました。私は将来の平塚市を考えたときに、人口政策をより進めていくべきではないかと考えています。特に少子化対策には力を入れていくべきだと考えております。子育て世代の方々が、また結婚前の方々がこのまちで子を産みたい、このまちで子育てをしていきたい、こう思っていただけるまちにしていきたいと思っております。

 そこで伺いますが、先ほど次世代育成支援計画後期編の話もありましたが、少子化対策に対してどのような取り組みが今までされてきたのか、また、今後平成25年度以降するのか、まずお伺いします。

【神保正治健康・こども部長】 

本市の次世代の計画の中で、今までどのようなことをやってきたのか、それから、この計画の後期の後の取り組みについて御質問いただきました。全般的に待機児童ゼロということを目的に、認可保育園の定数をふやしてきたと。それからつどいの広場も3カ所つくってきて、今後も1つふやす予定でございます。それからファミリーサポートの関係の支援会員をふやす方策ですとか、これは大きな施策とは言いませんけれども、そのような子育て支援にかかわるような施策を順次展開してまいりました。

 それから今後、この計画の後ですけれども、次世代計画の法自体はまだ残っておりますので、このままでいくと、またさらに次の計画を立てるようになりますけれども、ここで子育てに関連する3法ができました。そちらでもその法の中での計画を定めるようになっておりますので、この後、この次世代の法律が多分変わるんではないか、そのような認識でおります。ですから、今後につきましては先ほど答弁したとおり、これからの支援は関連3法の計画の中で具体的に定めていく、そのような内容でございます。

 以上です。

【数田俊樹】 

 先ほど1回目の答弁の際に、各少子化と合計特殊出生率の数字というのをおっしゃっていただいたんですが、僕のデータで、平成23年4月作成の平塚市の統計概要で、平成21年データなんですが、平塚市は1.29、全国平均1.39を下回っている中で、過去10年をさかのぼってみても下回っている現状があるんです。少子化対策についての思いも聞かせていただきました。ただ、数字としてずっと下回っている、この現状に対してどのような認識をされておりますか。

【神保正治健康・こども部長】  

平塚市の合計特殊出生率がずっと10年間、全国に比べて下回っている。施策の効果が出ていないんではないかという意味合いの御質問かと思いますけれども、さまざまな少子化対策と呼ばれるようなものをやっているんですけれども、国も含めて、何が出生率の上昇に結びつくかというのがなかなかはっきりしていないところであります。ですから、いろいろな施策の総合的な効果を狙っているところですけれども、そのように、何を特に力を入れてやると平塚市の出生率が上がるかというのは具体的に見えない中で、総合的ないろいろな施策を合わせた中で、その効果を待っている、そのような状況でございます。

【数田俊樹】 

今、部長がおっしゃったとおり、これは日本全体の課題であるんです。本市としても解決策を模索しているという現状があると思います。全国の自治体ではそういった中、多くのチャレンジ、いろいろな事業を打たれています。そういった全国の事例を見ていく中で、平塚市としてはちょっと力が入っていないんではないかなと、僕は感じているわけなんです。全国の事例を部長も御存じだと思いますので、今後、本市としてどのような課題があるのか、お聞かせください。

【保正治健康・こども部長】 

 少子化対策として、全国の自治体、県内の自治体がどんなことをやっているかというのは、もちろん興味といいますか、調べているところでございます。不妊症の対策ですとかいろいろ、財政のことを言うとお金もかかるところもあるんですけれども、できる範囲からやりたいというところもあるんです。

 あとは、財政的なことがあってどんどんやることはできないんだけれども、その中で他の施策と調整しながら、できる範囲でやっていくということがあるんですけれども、都市間競争みたいになるのはできるだけ避けたい。都市間競争になるぐらいの施策をどんどん打てれば一番いいんですけれども、例えば小児医療の話もあります。これは県内の自治体の中でも行き過ぎないよう、おくれないような形で平塚市は行っておりますけれども、そういった観点も1つ重要ではないのかなと、そんなスタンスで、今進んでいるところでございます。

 【数田俊樹】  

私としては、都市間競争のような形で競争し合うことが大事なんではないかなと思うんです。競争し合うからこそ、競い合って、そこの世代への充実というのが、日本全体で起こっていくのかなと感じております。本市の政策に関して言えば、今まで子育て支援という視点ではかなり多く議論もされ、事業を打たれてきているなとは思っているんですが、過去の議会答弁を聞いていましても、少子化対策という話になると、待機児童の問題だとか、小児医療の助成の問題だとか、子育て、教育、医療に話が行ってしまうわけなんですよね。次世代育成支援計画の後期編を見ても、子育て支援という視点でしかないのかなと僕は思っているんです。

 そこで大事なのは、全国の事例を見ても、結婚前と結婚後の子育て支援と婚活支援というものも全国でやっていますけれども、そういった政策も打つべきではないかと考えているんですが、どなたかちょっとこちら、御見解いただければと思います。

【神保正治健康・こども部長】 

 子育て支援というと、やっぱり子育ての関係がメーンに出てきてしまうわけですけれども、そういった婚活の活動ですとか、国のいろいろな施策の総和によって、少子化対策の効果を狙っているというところでございますので、本市にあっても、本市の次世代育成支援の計画の中でも、いろいろな課と連携をした施策のものがあるんですけれども、目立たないといいますか、ほかのいろいろな施策の部分も、調和がとれてといいますか、効果が出るような形で庁内の連携をよくとって、今後も進めていきたいと思います。

 以上でございます。

【数田俊樹】

 私の要望としましては、今数字が出てこない現状というのがあるから、ちょっと視点も変えた上で、次の平成26年度までの5カ年計画で進められている次世代育成支援行動計画、こちらのところにやっぱり少子化対策という背景があって、目的として、少子化対策を改善するためにこの計画というのが国から落ちてきているものなので、本市独自の視点、全国ではもうそういう視点は出てきているので、まず結婚の支援というのも視点に入れて、やっていっていただきたいと思っています。

 市民の皆様だとか民間団体では、平塚市の七夕まつりで七夕ウエディングというものが開催されたり、JAさんでも婚活というところも、商工会議所青年部さんでもそういった視点でやっているわけなんです。そういったところにも市が極力、お金、予算をかけろではなくて、PRのサポートをするだとか、やっていただきたいと思います。平塚市としても経済部で、丹沢の事業というのをやっていると思うんです。ここも僕は力を入れてやっていくべきだと思うんです。これは本当に観光という視点だけではなくて、少子化対策という視点で、かなり効果的であるんではないかなと思うので、極力充実させていくような形をやっていっていただきたいなと思っております。御見解があればよろしくお願いします。

【黒部敏夫経済部長】 

観光の側面と婚活をセットにしたわけでありますけれども、今ほかのまちではやっているというか、行われているのが、婚活で集まった集団の人たちに食事券を配って、そのまちのどこのレストランで食べてもいい、2人で食べることができる。今、湘南の場合は、大勢集まってみんなでマッチングをいろいろやりましょうということで、カップルをつくろうとしたんですけれども、そういう施策もあっていいのかなということで、できればそういうことも導入していきたいし、また、先ほど言われたウエディングなども、1回目ですけれども、2回目、3回目が、本当に結婚することがすばらしいんだよということを皆さんにわかってもらえるような方向に、もっともっと仕掛けていくことも大切だと思っています。

 以上です。

【数田俊樹】 

 それでは次に行きます。魅力ある国道134号沿いにするためにです。先日、2月15日、政府は地域活性化総合特区に新たに、さがみロボット産業特区を指定しました。その記事発表の後、神奈川県知事はこの事実に対し、「さがみ縦貫道路が再来年度、全線開通するのを機に、この沿線地域等を対象として、何とか特区認定を受けたいと必死で頑張ってきました。今後この市場は、2015年、6000億円の市場で、20年後には7兆円の市場になると予測しております。全力で神奈川県の地域活性のために取り組んでいきたい」、このような熱い思いのコメントを出しております。

 今後、国道134号が4車線化されて、圏央道につながっていく中で、本市としても決して出おくれてはならないなと思っております。まずそこで、この県知事の例をちょっと出してしまったんですけれども、市長の意気込み、こちらの4車線化に対する思いをぜひ聞かせてください。

【落合克宏市長】 

 数田議員の御質問にお答えいたします。国道134号をどう活用するかということで、常々申し上げてまいりましたけれども、圏央道がつながり、新湘南バイパスから国道134号線につながり、それが4車線化をするということで、今までは防砂林等、海岸線もそう長くないんですけれども、ただ通過するだけのまちになってしまっていた。ただ、これから内陸を含めて、関東近郊からたくさんの人が来ていただけるのではないか、これを何とか利用するというか、平塚市に吸い寄せることが必要ではないか、そのためにはやはり、この海岸線沿いを、施設等も含めて魅力を高めるための施策を打たなければいけない、そう思っております。

 プラス、ここで今議員に御指摘をいただきましたように、さがみロボット産業特区の指定がありました。これがこの国道134号線の拡幅とリンクして、どういう形になるかわかりません、ただここに企業等ということではなくて、ここ全体をいわゆる活性化して人を集めようという考えだと思います。もう1つは、ロボット特区ですから、研究も含めてこの地にいろいろな産業の根を張ってもらうような施策も必要だと思います。

 ですからそういうものをいろいろかみ合わせながら、この国道134号線、海岸線沿いの魅力アップを図りたい、そう考えております。

【数田俊樹】 

 国道134号沿いの計画というのは、都市マスタープランでは、ひらつかなぎさステージとして位置づけられていると思うんですが、こちらのイメージ図というところで、たしか35ページにあったと思うんですけれども、先ほど僕が挙げさせていただいた湘南海岸公園、龍城ヶ丘の近辺、花水レストハウス、また新港のところも入っているんですけれども、海岸沿いに4拠点のレクリエーション施設として記載があるんです。僕は花水レストハウス、こちらの土地も、ぜひ計画どおり積極的に活用していくべきではないかなと思っているんですけれども、ごめんなさい、第1問目でちょっと答弁があったのかもしれないんですが、もう1度確認のために、どのように県から話がおりてきているのか、お伺いします。

【安達信行企画部長】  

花水レストハウスの関係でございますけれども、あそこは国の土地でございますけれども、県で管理しているところで、レストハウスの廃止に伴って市の活用ということで御質問をいただきました。先ほど御答弁させていただきましたように、経済部ですとか、まちづくり事業部等、関係する部署と協議いたしまして、そのときも道の駅等の話も出たんですけれども、結論的には活用をしないということで、県に回答を出しておりまして、それに基づきまして県では現在、そこの市の活用について検討しているという状況でございます。

 以上でございます。

【数田俊樹】 

今、国道134号線4車線化の工事が入っておりまして、花水レストハウスのところの敷地面積というのは、かなり縮小されてしまったのかなと思っているので、今、企画部長が答えた道の駅というところでは、やっぱり施設としては小さいところでありますし、今まで国際観光施設で、また横に駐車場として利用している方々がかなりいたわけなんです。サーフィンをやられている方とか、スポーツのたこを揚げる方とか、カイトサーフィンだとか、散歩に来る方もいらっしゃいました。土日になりますと、まちの方々もかなりいらっしゃったので、あそこを有料駐車場という形で、規模は小さくても採算が合うような駐車場になるんではないかなとも考えているんですが、その辺の御見解をいただければと思います。

 以上でございます。

【安達信行企画部長】

  レストハウスの件につきましては、再三お答えしましたように、もう既に県に回答をしておりますので、今議員から御提案いただいた内容につきましては、ほかの条件の中で、対応できるところは対応していくような形になろうかと思います。

 以上でございます。

【数田俊樹】

 では、花水レストハウスにこだわらず、国道134号線のほかの施設のところも含めて、こちらも1つ要望なんですけれども、以前から市民の皆様からの要望も高いバーベキュー場というのも、この施設整備で、海岸沿いというところで、ぜひやっていただきたいなと僕自身も思っているんですけれども、どこかそういった検討というのはしていただけないのかなと思っております。御見解をお願いします。

【池谷弘一まちづくり事業部長】

  海岸線沿いのバーベキュー施設をその地域につくったらどうかというお尋ねでございます。今現在、私どもで湘南海岸公園の再整備計画をつくっております。龍城ヶ丘プールの跡地、あるいは湘南海岸公園、そういうところににぎわいを創出するために、多目的な広場といった部分を今検討している最中ですから、そういったバーベキューのものができるのかどうか、その辺も十分検討させていただきたいと思っています。

 以上でございます。

【数田俊樹】

では、次に参ります。本市が発行する情報紙、それぞれの先ほど挙げました3つの紙面の発行する目的というのを、まず最初に確認させてください。

【安達信行企画部長】  

「広報ひらつか」につきましては、既に御案内のとおり、本市に関する施策について全面的な関係で、月2回、トピックス、また3大事業初め、市民の方にお知らせするものを中心に、広報でお知らせをしている状況でございます。「SMILE!」と「たわわ」につきましては各部長から。

【関本耕司市民部長】

  私からは、文化情報誌「たわわ」の目的につきまして。こちらは平塚市の文化情報を市民の方に御案内するということで発行しております。平成4年に発刊して、この2月で85号を数えます。平塚市にゆかりの文化人や地域の文化情報を掲載しております。また、市内で行われる展示、音楽、舞台、演劇、映画等の催し物を、ジャンルごとに取りまとめた情報を挟み込んで、市民の方にお知らせしております。

 以上です。

【大野 守副病院長兼事務局長】

  市民病院の「SMILE!」につきましては、市民病院に親しみを持っていただくということで、市民病院での取り組みや地域医療など、医療に特化した情報を、患者さん、医療関係者の皆様に提供するという目的でございます。以上でございます。